業務改善・企画力向上を目的とした体験型プログラム
開催地: 三重県内
参加者: 中小製造業に所属する設計・製造・営業職の社員 約60名(2回に分けて実施)、
研修テーマ: 生成AIの基礎理解と業務応用に向けた体験型プログラム
三重県の製造業が生成AI研修を実施 業務改善と企画提案力の強化を目指す
三重県内に本社を構える、精密部品・自動化装置の設計・製造を手がける製造業にて、生成AIの活用に関する実践的な研修が実施されました。本研修では、中小企業AI活用協会の代表理事でもある飯田剛弘氏が講師を務め、実践的な活用について解説しました。参加者が多数にわたったことから、同内容を2回に分けて実施。現場に即した内容で、設計・製造・営業の各部門が連携し、AIを業務にどう取り入れるかを具体的に検討する場となりました。
企業の背景とAI導入への関心
この企業は、自動車業界向けの量産装置の設計や、ロボット・FA機器を活用したシステム構築など、高度な製造技術を強みとしています。全社的に生産性と品質を両立させる次世代の仕組みづくりに注力しており、今回の研修も、将来的な業務革新に向けた社内基盤強化の一環として位置付けられています。
研修プログラム概要
研修では、生成AIの基本的な仕組みや各種ツールの特徴をわかりやすく解説し、実際の業務に結びつくような応用例を多数取り上げました。とくにChatGPT、Google Gemini、Perplexityなどのツールは、検索、文章生成、要約といった用途別の違いも踏まえて紹介され、実演を通じて参加者の理解を深めました。
また、AIツールを用いてワークフローを構築したり、業務文書や企画資料を生成したりする体験も盛り込まれ、業務改善や提案力強化につながるヒントが多数共有されました。
後半では、チーム形式のグループワークを実施し、地域性や産業資源を活かした企画案をAIの力を借りて練り上げ、発表。デモの中には、PRコンテンツの作成、翻訳機能、ビジュアル生成ツールの活用なども含まれ、AIが創造的な業務にも貢献する可能性を示しました。
主な内容とデモ実施例
- 生成AIの基本理解:AIの仕組み、導入目的、活用の注意点などを整理
- 主要AIツールの比較と体験:ChatGPT、Gemini、Perplexity、Copilot、GAMMAなど
- 業務応用デモ:マニュアル自動作成、画像・動画付き資料作成、外国語翻訳(ベトナム語・インドネシア語)
- アイデア創出支援:AIによる提案文・キャッチコピー生成、SNS発信用コンテンツの設計
- 業務効率化の導入例:見積書支援、設計補助、在庫予測、品質チェック支援など
- 現場の知恵の形式知化:熟練者の技術をマニュアル化・動画化するプロセスとAIの役割
参加者の声(抜粋)
- 「基礎をしっかり理解でき、業務への応用イメージが具体的に湧いた」
- 「部署間で情報を共有しながら、段階的に導入できると感じた」
- 「AIの使い方は“思いつきで触る”のではなく、目的を明確にすることが重要だとわかった」
今後の展開と期待される効果
研修を通じて、参加者は生成AIの持つ柔軟性と即応性を実感し、日常業務への段階的な導入に向けた意識を高めることができました。とくに、文書作成や調査業務の効率化、社内ナレッジの整理、顧客対応の質的向上といった分野で、今後の活用が期待されます。
また、現場と企画の両方をつなぐ役割としてAIが果たすべき位置づけについても、組織として検討が進められていくことが想定されます。