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【開催レポート】四国拠点の食品・飼料関連企業にて生成AI研修を実施

業務改善と持続可能な成長に向けた実践プログラム

開催日:

  • 2025年3月17日(月)9:00~16:00
  • 2025年3月18日(火)9:00~16:00

会場: 四国本社(ハイブリッド形式にて実施)


畜産・水産を支える企業が、生成AIの社内活用を見据えた実践研修を実施

四国に本社を構える、畜産・水産業界向け製品・サービスを展開する企業において、2日間にわたる生成AI研修が開催されました。参加者は研究開発、営業、企画など多様な部門から集まり、生成AIや検索AIを活用した業務改善とアイデア創出の実践方法を学びました。

本研修では、中小企業AI活用協会の代表理事である飯田剛弘氏が講師を務め、AI技術の基礎から実務への応用まで、幅広い観点から実践的な内容を解説しました


研修の背景と目的

持続可能な食料供給に貢献することをミッションとする同社では、AI技術の理解と利活用を推進すべく、社内人材のリスキリングを重要なテーマと位置付けています。本研修は、業務プロセスの革新、企画力の強化、国際対応など、現場での課題解決に向けた第一歩として企画されました。


カリキュラム概要

  • AIの基礎講義
     生成AIの仕組みや検索型AIとの違い、日常業務における位置づけを丁寧に解説。
  • 生成AIツールのデモンストレーション
     ChatGPTなどを活用し、問い合わせ文作成、構想整理、社内報草案などの生成プロセスを実演。
  • グループワーク:業務改善・企画提案のアイデア創出
     業務や自社のテーマに即したアイデアを、白紙の状態から生成AIとともに練り上げるワークを実施。製品開発、販促施策、業務効率化案など、多様な視点でのアウトプットが生まれました。
  • 最新AI動向の紹介
     生成AIエージェントや海外事例にも触れ、今後の技術トレンドと業界への影響について解説。

実践から社内実装へ:アクションプランの策定と次のステップ

研修の終盤には、参加者がそれぞれの業務領域でAI活用をどのように進めていくかをまとめたアクションプランの作成を実施。約1か月後には活用成果や試行例を共有する社内発表会も予定されており、単発の研修にとどまらず、社内への浸透と活用文化の形成を目的とした取り組みへとつながっています。


ハイブリッド開催で全社参加を促進

会場では対面・オンラインのハイブリッド形式を採用し、遠隔拠点からの参加もスムーズに実現。拠点間でのナレッジ共有や、部門を越えた対話を通じ、生成AIへの理解と関心を広く高める機会となりました。


参加者の声(抜粋)

  • 「実際にAIに触れながら、自分の業務にも応用できそうな部分が見えてきた」
  • 「堅い内容かと思っていたが、むしろ創造的で柔軟な活用ができると感じた」
  • 「研修後もすぐに試せるようなワーク内容で非常に実用的だった」

まとめと今後の展望

今回の研修では、現場業務に寄り添う形でのAI活用方法が数多く紹介され、業界特有のニーズにも対応できるヒントが得られました。
特に、製品企画・販促・文書整備・国際対応といった分野では、生成AIの即戦力としての可能性が高く、今後の継続的な活用が期待されます。

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