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【開催レポート】リスキリング研修 第3回「生成AIの実践活用」

業務改善とAI活用プランの策定を支援

開催日: 2025年3月24日(月)
開催時間: 13:00〜17:00
形式: 対面開催(グループワーク・個人ワークあり)
対象: 業務部門・企画・営業・管理など幅広い職種のビジネスパーソン


生成AIを「使う」から「業務に組み込む」へ──シリーズ最終回で実践フェーズへ

全3回にわたって実施されてきた「リスキリング研修」シリーズの最終回として、「生成AIの実践活用」に焦点を当てた研修が開催されました。今回は、業務への応用・定着に向けたアウトプット重視の内容となり、実務への落とし込みを支援する構成で進行しました。

講師は引き続き、中小企業AI活用協会の代表理事・飯田剛弘氏が務め、参加者がこれまでに学んだ知識を整理しながら、実践的なプランに昇華させるプロセスを丁寧にナビゲートしました。


プログラム概要と当日の流れ

▶ 生成AIの応用事例と活用アイデアの共有

まず、生成AIが活躍する具体的なシーンとして、バックオフィス業務・マーケティング・営業支援など、業種横断的な活用事例を紹介。実際の業務フローに当てはめながら、活用イメージを膨らませる演習が行われました。

続いて、AIを活用したアイデア出し(ブレインストーミング)を実施。参加者は業務課題を起点に、生成AIによるアプローチの可能性を自由に発想し、グループで共有しました。

▶ 他のAIツールの紹介と比較

生成AIだけでなく、以下のようなツールの概要と活用シーンが紹介されました:

  • テキスト生成AI(Copilot、Geminiなど)
  • 音声合成・音楽生成(ナレーション・BGM自動作成)
  • 動画・アバター生成ツール(プレゼン用素材や採用動画の自動作成)
  • 図解・フローチャート作成支援ツール

参加者同士によるディスカッションを通じて、それぞれのツールの特徴や業務への適用方法を考える時間も設けられ、理解が深まりました。

▶ 実践:業務改善プランの策定と発表

後半は、これまでの学びを活かした業務改善プランの作成ワークを実施。

  • 自身の業務フローを見直し、AI導入の余地を特定
  • 改善ポイントに対して、ツール活用のアイデアを組み込む
  • 実行可能なアクションとして、目標と導入ステップを設定

作成したプランは、参加者同士で共有され、相互フィードバックを通じて内容をブラッシュアップ。現場での実装に向けた一歩を踏み出す機会となりました。


参加者の声(一部抜粋)

  • 「これまでの学びがつながり、自分の業務でどう使えるか明確になった」
  • 「いろんなAIツールの存在と活用場面が知れたことで、選択肢が広がった」
  • 「グループでの共有や振り返りで、自分では気づけない発想も得られた」

今後に向けて

この第3回をもって、リスキリング研修のシリーズは一区切りとなりますが、今後も参加者が自身の業務で生成AIを自律的に取り入れていく力を育むことが期待されます。

ツールの選び方・使い方に加え、「どこに活用の余地があるか」を見極める視点や、段階的に導入していく考え方が身についたことで、今後の現場導入がより現実的なステージへと移っていくでしょう。

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